いきなりですが、NHK Eテレの「考えるカラス」という番組をご存知でしょうか。
「科学の知識」ではなく、自ら課題を見つけ、観察し、仮説を立て、実験し、その結果をもとに考えるという「科学の考え方」を学ぶ新しい科学教育番組。
こちら、私の大好きな番組なのですが(ほんと大人も楽しめるので、ぜひ見てみてください!)考えてみると、我が家の家造りにおいても似たような手順を踏んでいることに気が付きました。
観察(情報収集)→ 計画(仮説)※今ここ → 実験(建築後の検証)→ 考察
ということで、「観察と計画」のSTEP①と「実験と考察」のSTEP②に分けて、我が家のこだわりポイントを紹介していきたいと思います。
さっそくいきましょう。
まずはSTEP①の観察&計画編です。
こだわりその1 ほぼ全ての戸が引き戸
こだわりレベル ★★★★☆
オプション費用:0円
わが家の戸は玄関とリビングの間のハイドアと浴槽のドアを除きすべてが引き戸です。
※赤が引き戸、緑が開き戸
わが家は延べ床面積が約30坪と、お世辞にも広いと言えません。
ゆとりのないスペースを有効に活用するためにというのが一番の理由です。
まとめると、
仮説(計画)のポイント
①開き戸に比べてスペースを有効に活用できるハズ(無駄なスペースができない)
②エアコン1台でのなんちゃって全館空調(後述)を目指しているため、引き戸にすることにより全閉、半開、全開で部屋への空気流入量を調整できるハズ。
③吹き抜けがあり、音が響くと言われている中で引き戸にすると開き戸より遮音性が落ちてさらに音が気になる(かも)
※プラスの仮説が青文字、マイナスの仮説が赤文字です。
こだわりその2 玄関にセカンド洗面
こだわりレベル★★★★☆
オプション費用:228,300円
こちらは最近の流行りとも言えるでしょうか。
帰宅後にすぐ手を洗えるようにスペースを確保しました。
採用したのは、リクシルの「どこでも手洗い」という商品です。
結構な費用がかかってます。
ここまでかかるなら造作でもっと安くできたんじゃないかと後に思ったりしましたが、ショールームに行って気に入ったものだったので良しとします。
カウンターの奥行きが300mmとコンパクトなので、すっきり収まることに期待しています。
トイレの手洗い器も兼ねていますので、手洗い器のコストが浮いたと思えば、まぁ・・・。
仮説(計画)のポイント
①帰宅後の手洗いがスムーズになるハズ。
②すっきりとしたデザインによる空間を圧迫しないハズ。
③デザインが好みなので、帰宅のたびに見てテンションが上がるハズ。
④ハンドソープの置き場に頭を悩まされそう。
⑤子供が手を洗うとそこら中に水が飛び散りそう。
こだわりその3 軒の長さと色
こだわりレベル★★★★★
オプション費用:0円
ずいぶん前にも書きましたが、軒の長さについてはこだわりました。
軒天は木目で、色はイエローブラウンを選びましたので、この軒の部分を見せることでいい雰囲気(漠然!)を出せたらという思いです。
仮説(計画)のポイント
①軒を長くして軒天を見せることでデザイン性が向上するハズ。とにかくこれ。
②日射遮蔽ができる、かも(おそらく構造的に2階の南側だけ)。
こだわりその4 吹き抜けと木目天井
こだわりレベル★★★★☆
オプション費用:0円
オープンステア部とあわせて6畳ほどではありますが、わが家も憧れの(大げさ?)吹き抜けを採用しました。
そして天井クロスには一条工務店標準の「IC-2015(たぶんこの番号、自信無いです・・・)」を選択しました。
※クロスの写真が無かったのでこちらは別メーカの商品です(イメージとして)。
設計士さんにこの写真を見せたら「標準クロスで同じようなのありますよ」とのことだったので、こちらに似た標準クロスを採用しました。
仮説(計画)のポイント
①木目クロスは木目クロスでも、あえて和風なデザイン採用することで他と一味違うぜって感じを出せる、かもしれない。
②あわよくば、チラリと見える軒天との一体感が出ていい感じになる、かもしれない。
③とは言え、幅が違うのでアンバランスになってしまうかもしれない
④ダウンライト不採用(スポットライトのみ)なので、部屋が暗く感じるかもしれない
この部分はネット上にもあまり情報が無かったため、少し弱気です・・・。
つづきます